「Pythonの学習を始めてみたけれど、変数とかデータ型ってよくわからない…」 「ChatGPTを使って学べるって聞いたけど、どう活用すればいいの?」
この記事では、そんな初心者の方に向けて、Pythonにおける基本中の基本である「変数」と「データ型」について、解説していきます。
実行環境にはGoogle Colabを使用し、ChatGPTとやりとりしながら進めていく形式で、実践的に学べる構成です。手を動かしながら、自分のペースで進めていきましょう。
「まずは理解すること」「手を動かして確かめること」を大切にしながら、Pythonの最初のステップを一緒にクリアしていきましょう!
▶ 前回の記事はこちら:
👉 Pythonの環境構築とChatGPTを使った学習ステップ|初心者でも安心の始め方
Pythonにおける「変数」とは?
プログラミングにおける変数とは、「データに名前をつけて保存しておく箱」のようなものです。 たとえば以下のようなコードを書いたとします:
x = 10
このコードは、「xという名前の箱に10という数字を入れる」という意味になります。そのあとで、次のように使うことができます:
print(x)
結果:
10
ChatGPTに聞いてみよう
ChatGPTに「Pythonの変数とは何ですか?」と聞いてみると、以下のような回答が得られます:
変数とは、値を保存しておくためのラベルのようなものです。Pythonでは、
=
を使って変数に値を代入します。
このように、わからないことがあれば、ChatGPTが丁寧に解説してくれます。
Google Colabで実際に変数を使ってみよう
Pythonのコードを実行するには、Googleが提供するColab(Colaboratory)を使うのが便利です。ブラウザ上で簡単にPythonを動かせるので、初心者にもぴったりです。
Colabで以下のように入力してみましょう:
name = "Taro"
print("こんにちは、" + name + "さん!")
結果:
こんにちは、Taroさん!
このように、文字(文字列)も変数として扱うことができます。
Colabの画面を開くと以下のようになっています。
「コーディングを開始するか、AIで生成します」の部分に先ほどのコードを入力して、隣の再生ボタンを押しましょう。
すると、その下に実行結果が表示されます。



Pythonの代表的なデータ型とは?
Pythonにはさまざまな「データ型」があります。ここでは、初心者がまず覚えておきたい基本の4つを紹介します。
数値型(int, float)
int
は整数(例:5、-3、100)float
は小数(例:3.14、-0.5)
a = 5
b = 3.14
print(a)
print(type(a)) # <class 'int'>
print(b)
print(type(b)) # <class 'float'>
コードでわからないことがあれば、ChatGPTに質問してみよう。以下のように教えてくれます。
- Pythonの
print()
は、画面にメッセージや変数の値を出力するための関数 - Pythonの
type()
は、オブジェクト(値や変数など)のデータ型を調べるための組み込み関数 - Pythonの#は、コメント(注釈)を記述するための記号
先ほどのコードをColabで実行すると以下のようになります。

文字列型(str)
- 文字や文章を表すデータ型です
- ダブルクォーテーション(” “) またはシングルクォーテーション(’ ‘)で囲みます
message = "こんにちは"
print(message)
print(type(message)) # <class 'str'>

真偽値型(bool)
True
またはFalse
の2種類だけを持つ型です- 条件分岐などで使われます
is_active = True
print(is_active)
print(type(is_active)) # <class 'bool'>

リスト型(list)
- 複数の値をまとめて扱えるデータ型です
[]
で囲んで、カンマで区切って値を並べます
numbers = [1, 2, 3, 4]
print(type(numbers)) # <class 'list'>
print(numbers)
print(numbers[0]) # 0番目は1(インデックスは0から)
print(numbers[2]) # 2番目は3(インデックスは0から)

#(シャープ)の役割とは?
Pythonにおける「シャープ(#
)」は、コメント(注釈)を記述するための記号です。
- Pythonの実行には影響しない(無視される)
- コードの説明やメモを書くために使う
- プログラムの可読性を上げる
ChatGPTに質問しながら理解を深めよう
学習中に「この型って何?」「エラーの意味がわからない」など疑問が出てきたら、ChatGPTに聞いてみましょう。
たとえば:
- 「この変数の型を説明して」
- 「このコードはなぜエラーになるの?」
- 「初心者向けにデータ型の練習問題を3つ出して」
ChatGPTは、あなたの理解度に合わせて丁寧に解説や問題を出してくれます。
初心者がつまずきやすいポイントと対処法
NameError(変数が見つからない)
print(y) # yは定義されていない
→ ChatGPTに「NameErrorって何?」と聞くと、丁寧に理由と解決策を教えてくれます。

TypeError(型が合っていない)
num = 5
text = "回"
print(num + text) # 数字と文字列を足そうとするとエラー
→ 「数値と文字列はそのままでは結合できない」ことを教えてくれます。

まとめ|変数とデータ型をマスターして次のステップへ
変数は「データを入れる箱」、データ型は「その中身の種類」と考えるとイメージしやすいです。
今回ご紹介した数値型、文字列型、真偽値、リストは、これからの学習でも頻繁に登場します。
ChatGPTと一緒に、「この型はなんだろう?」「なんでエラーになるのかな?」と自分で考えるクセをつけておくと、グッと理解が深まります。
次回は「if文」などの条件分岐に挑戦します。引き続き、ColabとChatGPTを使って楽しく学んでいきましょう!
▶ 次回の記事はこちら:
👉 ChatGPTと学ぶPythonのif文入門