「Pythonを勉強していて、変数やデータ型はわかったけど、“条件分岐”ってどう書けばいいの?」 「if文って聞いたことはあるけど、いまいち仕組みがピンとこない…」
そんな初心者の方に向けて、この記事ではPythonのif文(条件分岐)について、やさしく丁寧に解説していきます。
実行環境はGoogle Colabを使い、ChatGPTを活用しながら「わからない部分はすぐ質問する」スタイルで進めます。コードを実行して試しながら、自分の力で“考えるコード”を書けるようになりましょう!
▶ 前回の記事はこちら:
👉 ChatGPTと学ぶPython変数・データ型
if文とは?条件で処理を変える仕組み
プログラミングにおいて、if文は「もし○○なら、こうする」という条件による分岐を表現する構文です。
たとえば、以下のような日常の判断をコードにすることができます:
天気 = "雨"
if 天気 == "雨":
print("傘を持っていこう")
このように、「条件が成り立てば(True)、その中の処理を実行する」というのが基本の考え方です。
ChatGPTに聞いてみよう!
実際にChatGPTに「Pythonのif文って何?」と聞いてみると、以下のような回答が返ってきます:
Pythonのif文は、指定した条件がTrue(真)である場合に特定の処理を実行する構文です。
Pythonのif文の基本構文と書き方
Pythonのif文は以下のように書きます。
if 条件:
実行する処理
ポイント
:
(コロン)を必ず条件の後に書く- 実行する処理はインデント(字下げ)する(半角スペース4つかTab)
例:
x = 10
if x > 5:
print("xは5より大きいです")
結果:
xは5より大きいです
Google Colabの実行結果:

if〜else文で条件に応じた2つの処理を使い分ける
else
を使うと、「条件に当てはまらなかったとき」の処理を指定できます。
例:
age = 18
if age >= 20:
print("成人です")
else:
print("未成年です")
結果:
未成年です
Google Colabの実行結果:

elifで複数の条件を分岐する
3つ以上の条件を扱いたいときは elif
(else if)を使います。
例:
score = 75
if score >= 90:
print("とても良い!")
elif score >= 70:
print("良い!")
else:
print("がんばろう!")
結果:
良い!
if → elif → else
の流れで、上から順に条件をチェックしていきます。
Google Colabの実行結果:

Google Colabで実行してみよう
ここまでのコードはすべてGoogle Colabでそのまま動かせます。ブラウザでColabを開き、セルにコードをコピーして「Shift + Enter」で実行してみてください。
Colabの便利なところ:
- インストール不要で使える
- 実行結果がすぐ見える
- 保存や共有も簡単
ChatGPTを活用して理解を深めよう
if文に限らず、コードで疑問が出たときはChatGPTに質問してみましょう。
例:
- 「このコードの意味を説明して」
- 「if文の練習問題を出して」
- 「条件をTrueにするにはどうすればいい?」
ChatGPTは対話形式でやさしく教えてくれるので、ひとりで学ぶよりずっと理解が深まります。
初心者がつまずきやすいポイントと対処法
よくあるミス | 原因と対処 |
---|---|
: を忘れる | 条件の後にコロンをつけ忘れるとエラーになります |
インデントミス | 実行する処理は字下げする必要があります |
条件式の記述ミス | = (代入)と == (比較)の違いに注意 |
もしエラーが出たら、そのエラーメッセージをそのままChatGPTに貼り付けて質問してみましょう。すぐに原因と対処法を教えてくれます。
まとめ|if文をマスターして、コードを“考える”力をつけよう
Pythonのif文は、条件によって処理を切り替えるための基本構文です。
「もし〜ならこうする」「そうでなければ〜」という考え方は、プログラミングのすべての基礎になります。
Google Colabで実行 → ChatGPTで解説 → 自分で練習問題を解いてみる、という流れで学べば、初心者でも着実に身につけることができます。
次回は「for文(繰り返し処理)」について学習していきます。ChatGPTと一緒に、コードをもっと自在に操れるようになりましょう!
▶ 次回の記事はこちら:
👉 ChatGPTと学ぶPythonのfor文入門