プログラミングを始めた初心者にとって、最大の悩みは「学んだ知識をどう活かすか」です。基礎文法を覚えても、実際に作れるイメージが湧かずに挫折してしまう人は多いでしょう。
この記事では、#100DaysOfCode の7日目に取り組んだ ストップウォッチアプリの開発 を題材に、初心者が効率よく学習を進める方法を紹介します。
わずか数行のコードでも「時間を扱うアプリ」が作れる体験を通じて、学びをアウトプットに変えるコツを掴めるはずです。
Day07で開発したストップウォッチアプリの概要
Day07の学習テーマは「時間系アプリ」でした。
そこで作成したのが ストップウォッチアプリ です。
実装した機能は以下のとおりです。
- Start / Stop / Reset に対応
- Lap(ラップ計測) で途中経過を記録
- LocalStorageで履歴を保存(ブラウザを閉じてもデータが残る)
- キーボード操作(Space / L / R) に対応
完成したアプリは GitHub Pages で公開しており、誰でもブラウザから利用できます。
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ストップウォッチ開発から学べること
このアプリを作る過程で、初心者に役立つ多くの学びがありました。
1. 時間制御の理解
JavaScript の setInterval
と clearInterval
を使うことで、1秒ごとにカウントを進める仕組みを学べます。これはタイマーやカウントダウンなど、他のアプリ開発にも応用可能です。
2. 状態管理の重要性
「開始」「停止」「リセット」など、ユーザーの操作によって状態を切り替える仕組みを考える必要があります。シンプルなアプリでも、状態管理の考え方を実践できます。
3. データ保存の基本
LocalStorage を使うことで、アプリを閉じてもラップタイムを保持できるようにしました。データの保存と復元を経験することは、Webアプリ開発の基礎力につながります。
4. ユーザー体験を意識した設計
マウス操作だけでなくキーボード(Space / L / R)でも操作できるようにすることで、ユーザーが直感的に使えるインターフェースを実現しました。
初心者が抱える悩みと解決法
このアプリ開発を通じて、初心者が抱える典型的な悩みにも向き合うことができました。
- 「文法は学んだが活用できない」
→ 小さなアプリを作り、学んだ知識を実際に動かしてみることが一番の近道です。 - 「学習が続かない」
→ #100DaysOfCode のように「1日1アプリ」「毎日の小さな達成感」をゴールに設定すると、学習が習慣化します。 - 「自分の学習方法が正しいかわからない」
→ 実際に動くものを作ることで理解度を客観的に確認できます。
コードの一部紹介
ここでは、ストップウォッチの心臓部分となる setInterval
のコード断片を紹介します。
let timerId;
let elapsed = 0;
function start() {
timerId = setInterval(() => {
elapsed++;
display(elapsed);
}, 1000);
}
function stop() {
clearInterval(timerId);
}
function reset() {
elapsed = 0;
display(elapsed);
}
このように、わずか数行のコードでも「時間を扱うアプリ」を作ることができます。
※ 完成版コードや詳細解説は note にまとめる予定です。
応用アイデア
ストップウォッチアプリを出発点に、次のような応用にも挑戦できます。
- タイマー機能を追加する
- ラップデータをCSVでエクスポートする
- PWA化してスマホでも利用可能にする
「小さなアプリ」から「実用的なツール」へ拡張する過程で、自然にプログラミングの力が身につきます。
まとめ
Day07のストップウォッチアプリは、シンプルでありながらプログラミング初心者にとって多くの学びを得られる教材です。
基礎文法だけではなく、「実際に動くアプリを作る経験」こそが理解を定着させ、学習を継続する力になります。
「何から始めればいいかわからない」という方は、まず小さなアプリ作りから始めてみてはいかがでしょうか。
👉 完成版アプリはこちら:Day07 ストップウォッチ
👉 詳細解説は note にて公開予定です。